家事代行で働くために必要なスキルと資格を徹底解説

スキルと資格

実は高給な『家事代行』の仕事。

仕事の内容は家事を代行することですので、
日本では基本的にスキルや資格は必要ありません。

しかしながらどんな仕事であっても、

  • スキルが高いこと
  • 資格を持っている事

というのは強みになります。

今回は家事代行の仕事をする上で、
あるとプラスになるスキル・資格について紹介していきます。

目次

家事代行の仕事にスキルや資格は必要か

家事代行サービスの仕事では『家事』が仕事です。

また、日本では家事代行・家政婦をする上で、
看護師資格のような必須の資格はありません。

そのため家事代行の仕事をするという点では、
特別なスキルや資格は必要ないのです。

ですが、給料を上げようとするのであれば、
スキルも資格も必要になってきます。

家事代行のマッチングサイト、個人契約など、
フリーランスのような働き方を目指すのであれば特に必要です。

家事スキルが高いとリピーターが増えますし、
資格を持っていると初回指名が入る可能性が高くなります。

家事代行関連のスキル・資格は多くて損することはないのです。

家事代行の仕事カテゴリー

家事代行の仕事については、
大きく6つのカテゴリーに分かれます。

  1. 料理
  2. 掃除
  3. 整理整頓
  4. 洗濯
  5. ハウスクリーニング
  6. その他

これらの仕事内容とその仕事に必要な、
スキル・資格について確認していきましょう。

料理に関する家事代行の仕事

『料理』は家事代行サービスの基本の一つです。

利用者が口にするので最も顕著にスキルの差がでる仕事ですね。

料理に関するスキル

家事代行の料理に関する仕事は、
単純にご飯を作るというものではありません。

料理をする工程を少し細かく見てみましょう。

  1. 買い出し
  2. 下ごしらえ
  3. 調理
  4. 作り置き
  5. 片付け

この5つの作業をこなす必要があります。

もちろん利用者によって『買い出しをしなくて良い』、
『作り置き不要』と内容は変わります。

料理に役立つ資格

料理に関する資格は3つです。

  • 調理師免許
  • 食品衛生責任者
  • 食生活アドバイザー

この他に栄養士という料理の栄養を管理する資格がありますが、
専門学校に通わなければならないので社会人が取るのは現実的ではありません。

調理師免許

難易度
試験時間90分
出題形式マークシート
合格基準全科目で6割以上
※1科目でも平均を大きく下回ると不合格
受験資格2年以上調理業務に従事した者
受験日6~11月
※都道府県により異なる
受験料6,000円
※都道府県により異なる
試験会場各都道府県
公式サイト公益社団法人 調理技術技能センター
試験概要|調理師免許

調理師とは食材の栄養や安全性、正しい調理方法など、
知識と技術を身に付けた調理のプロのことです。

難易度が少々高めなだけあり、
調理師であることは信頼性の向上につながります。

調理師で学ぶ科目は以下の6科目です。

  1. 調理理論
  2. 食品衛生学
  3. 公衆衛生学
  4. 栄養学
  5. 食品学
  6. 食文化概論

食品衛生責任者

難易度
試験区分なし
試験時間講習:6時間
出題形式3択問題(終了試験)
合格基準食品衛生責任者養成講習会の受講+修了試験
※終了試験が不正解でも資格は取得可能
受験資格17歳以上の方(現役の高校生は除く)
受験日毎月
※都道府県によって異なる
受験料東京:12,000円
※都道府県によって異なる
試験会場各都道府県
公式サイト一般社団法人 東京都食品衛生協会
試験概要|食品衛生責任者

食品衛生責任者は『衛生法規』『公衆衛生学』『食品衛生学』についての知識を身に付けます。

飲食店・食品工場などを運営する際に必須の資格です。

この資格があれば衛生管理に関する知識があると言えるので、
利用者からすると安心感を得られますよね。

この資格が特徴的なのは講習と終了試験を受ければ、
終了試験の点数に関わらず合格できるという点です。

とにかく1つでも資格が欲しい場合に受験するとよいでしょう。

食生活アドバイザー

難易度
試験区分2級、3級
試験時間90分
出題形式マークシート
合格基準合格点:60~74点
受験資格なし
受験日年2回(7月・11月)
受験料2級:7,500円
3級:5,000円
併願:12,500円
試験会場各都道府県
公式サイト一般社団法人 FLAネットワーク協会
試験概要|食生活アドバイザー

食生活アドバイザーでは『食』に関する様々なジャンルの知識を得られます。

  • 健康的な食生活
  • 食の安全性
  • 食文化
  • 食品学(食品表示などの知識)

最近だと大手企業やスーパーなどで取得が推奨されており、
資格手当や昇格条件になることもあります。

掃除に関する家事代行の仕事

『掃除』も家事代行サービスの基本の一つになります。

比較的短時間から利用ができ、依頼内容も伝えやすいので、
利用者が最も多いサービスは掃除になるでしょう。

掃除に関するスキル

掃除にも種類がたくさんあります。

  1. 掃除機をかける
  2. 庭の掃除
  3. 窓ふき
  4. トイレ掃除

普段あなたが掃除をしている内容については、
ほぼすべてをカバーしているといっても過言ではありません。

掃除に役立つ資格

掃除に役立つ3つの資格を紹介します。

  • ハウスクリーニングアドバイザー
  • ハウスクリーニング技能士
  • 掃除能力検定士

ハウスクリーニングアドバイザー

難易度
試験区分なし
試験時間解答用紙が届いてから期日までに提出
出題形式筆記
合格基準70%以上の評価
受験資格なし
受験日随時
受験料10,000円
試験会場在宅
公式サイトJLESA 日本生活環境支援協会
試験概要|ハウスクリーニングアドバイザー

ハウスクリーニングアドバイザーはプロの知識・視点を持ち、
的確な判断やアドバイスができる掃除のスペシャリストです。

道具の使い方、状態に応じた適切な掃除方法などの知識を得られます。

ハウスクリーニングアドバイザーについて詳細が知りたい方は、
公式サイトに載っている下記のYoutubeをご覧ください。

漫画でわかるハウスクリーニングアドバイザー

ハウスクリーニング技能士|国家資格

難易度
試験区分なし
試験時間8~25分
出題形式学科・実技
合格基準60%
受験資格実務経験3年以上
受験日学科:9月下旬
実技:11月~12月
受験料学科:8,900円
実技:29,900円
試験会場仙台・東京・大阪・福岡
公式サイト公益社団法人 全国ハウスクリーニング協会
試験概要|ハウスクリーニング技能士

ハウスクリーニング業界で唯一の国家資格です。

受験資格に実務経験3年という縛りがありますが、
唯一の国家資格なので取得できれば信頼性は非常に高いです。

掃除能力検定士

難易度
試験区分1級~5級
試験時間40分
出題形式CBT多肢選択式
合格基準80%以上
受験資格5級:どなたでも受験可能
4級:5級に合格していること
3級:4級に合格していること
2級:3級に合格していること
受験日随時
受験料11,000円
試験会場共通会場
公式サイト日本掃除能力検定協会
試験概要|掃除能力検定士

掃除に関する知識と技能を身に付けます。

家庭や職場などの日常の掃除から、
職業としての専門業務の会得と幅広い内容になっています。

整理収納に関する家事代行の仕事

整理収納はどの家庭でも必要です。

整理収納とは散らかった部屋を片付けるだけではなく、
効率的に取り出せたり、シンデレラフィットのように綺麗にはめ込みます。

整理収納に関するスキル

整理収納では空間をどう活用するかが求められます。

単純に物をしまうだけでなく、
取り出しやすさや見た目の美しさが重要です。

最近ではシンデレラフィットという言葉があるぐらいですので、
整理収納に関するスキルは重宝されます。

整理収納に役立つ資格

  • 整理収納アドバイザー
  • 収納検定

整理収納アドバイザー

難易度
試験区分3級・2級・準1級・1級
試験時間
出題形式
合格基準講座受講(1日)
受験資格3級・2級:特になし
準1級:関連資格の取得
1級:準1級の講座受講
受験日
受験料3級:9,900円
2級:24,700円
準1級:36,300円
1級:36,300円
試験会場全国・オンライン
公式サイトハウスキーピング協会
試験概要|整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーでは整理の考え方、
具体的な整理方法から収納のコツまで幅広く身に付けます。

講座の受講が必要な資格になるので、
しっかりとした正しい知識を身に付けながら資格を取得できます。

収納検定

難易度
試験区分5級・4級・3級・2級・1級
試験時間30~60分間
出題形式選択記述式問題
合格基準
受験資格検定級により推奨年齢あり
※推奨なので受験は可
受験日通年
受験料2,000~18,000円
試験会場各会場 / オンライン
公式サイト日本収納検定協会
試験概要|収納検定

収納検定(通称:収検)とはお部屋をきれいに保つための知識・技術、
さらにお子様に伝えるためのテクニックなどを身に付けます。

収納知識は家事代行に活かせることはもちろん、
収育についても学ぶため収納に関する説明もできるようになります。

洗濯に関する家事代行の仕事

服は毎日着替えるので、毎日洗濯物は出てきます。

洗濯は洗濯機のスイッチを入れて終わりではありません。

洗濯機を回した後、干して、畳んで片付けます。

洗濯に関するスキル

洗濯についてはどちらかと言うとスキルよりも、
洗濯機・洗剤・柔軟剤などの道具の使い方が必要です。

各ご家庭の道具を使用して洗濯をするので、
それぞれの使い方について広く知っておく必要があります。

洗濯に役立つ資格

洗濯に関してはまだメジャーな資格はありませんが、
洗濯ソムリエという資格が存在します。

これから普及されていく資格なので、
先行者特権を狙って取得するのも良いでしょう。

洗濯ソムリエ

難易度
試験区分ジュニア、シニア、コンシェルジュ
※シニア・コンシェルジュは準備中
試験時間
出題形式WEBまたは郵送によるテスト
合格基準不明
受験資格賛助会員
※入会金:3,000円
受験日随時
受験料無料
試験会場自宅
公式サイトNPO法人日本洗濯ソムリエ協会
試験概要|選択ソムリエ

洗濯絵表示の見方、素材の特徴、家庭洗濯の基本、
アイロンがけのポイントなどに関する知識が身につきます。

シッターに関する家事代行の仕事

シッターに関するスキル

シッターをするのに資格は必要ありませんが、
子供のお世話をするのは家事の中でも最も神経を使います。

だからこそ、大切なお子さんを預かる上で、
資格を持っているというのは非常に安心感・信頼を与えることができます。

シッターに役立つ資格

保育士

難易度
試験区分
試験時間計4時間
(科目により30分~1時間)
出題形式マークシート・筆記試験・実技
合格基準マークシート:60%
筆記試験:60%
実技:選択科目による
受験資格最終学歴により異なる
受験日年2回
前期:筆記4月、実技7月
後期:筆記10月、実技12月
受験料12,950円
試験会場全国の各会場
公式サイト全国保育士養成協議会
試験概要|保育士

保育士は国家資格です。

合格すれば家事代行としてだけでなく、
保育士としても仕事を得られます。

もちろん世間的な評価も高い資格になります。

その分、合格率20%と決して簡単な資格ではありません。

まとめ|家事代行も資格は取ろう!

今回は家事代行の仕事をする上で必要なスキル・資格について解説しました。

仕事をするだけでなく、より高い給料のため、
ハイレベルの仕事を目指すのであればスキルも資格も必要です。

スキルを身に付けるのも資格を取るのも、
『今からでは遅い』なんてことは絶対ありません!

あなたが必要だと感じたものがあれば、
迷わず取得に向けて頑張ってください。

スキルと資格を身に付けて、
好待遇な仕事をゲットしましょう。

家事代行の仕事をするのであれば、
家事代行業者の大手CaSyがおすすめです。

CaSyの給料や働き方については、
CaSyの給料は?パートより稼げる家事代行サービス』の記事をご覧ください。

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